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「お断りします。①」

こんにちは。
人材育成コンサルティングファーム
コミュニケーション能力開発トレーナーの閏ひさみです。

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「お断りします。」

先日、録画していた「孤独のグルメ」を観ていたら
主人公が打ち合わせで訪問した会社の社長にむけて
この台詞を発していました。

どんな場面かというと
株式会社KYアフィリエイトプロダクツの社長と主人公との
今期の経費で1000万円かけて移転先店舗用の
オフィス什器備品発注の打合せの場面。

「全体的なイメージやコンセプトは?」
と訊ねる主人公に社長はパソコンを打ちながら
「まあ好きなようにやってくださいよ」
と答えます。

それに対して
「社員の方の働きやすい環境やお越しいただくお客様にとっても。。」
と食い下がる主人公の話をさえぎり

「関係ないでしょ どこでやったって
できるやつは出来るし、出来ないやつは出来ない
職場の環境がどうとかそんなのは言い訳に過ぎませんよ。」
と持論を持ち出し淡々と表情一つ変えず対応する社長。

しばしの沈黙の後
立ち上がった主人公。

「じゃ、お願しますね」という社長に向かって言った台詞が
前述の「お断りします。」でした。

今度は社長が食い下がり
「何でもいいっていっているんですよ。
テキトーにやって結構な金になるオイシイ仕事ですよ。」
と伝えると主人公は
「私には私のやり方があります。他をあたってください。」と伝えます。

その後も社長は
「何で?仕事なんていくら儲けたかが全てじゃないか?」
と持論をたたみかけるという場面が続きます。

主人公が出て行った会社内では
社長と女性社員さんが目配せをします。

主人公は、このモヤモヤを晴らすために
美味しいものを食べに行きます。
ーー

こういう場面、職業柄か食いついて観てしまいます。

両者とも自分の世界での”正解”だから。

私はどっちの肩も持ちませんけど
この二人のこのコミュニケーションのねじれは
何もしなければずっとねじれたままでしょう。

もう会わない相手ならそれはそれでいいでしょう
けれど・・・

これと同じコミュニケーションのねじれが
また会うことになっている人と人の間でそのままだったら・・

それが会社での人間関係だったら
と思うと、これまた職業柄とても残念に思います。

大人だったら
お互いに発揮し合いながら いい仕事したいですものね。
この場面が
どういうコミュニケーションのねじれの構造にあるのか?
このねじれのもたらす不都合なものについて
そのねじれの解消方法についてなど
次回からの記事にして行きます。

偶数週の火曜日更新です。 お楽しみに!
↓ ↓
続きの 『お断りします②』 はこちらになりました。(後日追記)

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