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コラム

リーダーシップ・相手の可能性を信じる力②

皆さま、おはようございます。2016年最後の火曜日となりました。
本日の担当は、人材育成コンサルティングファーム・ビジョンのコミュニケーション能力開発トレーナー閏ひさみがお届けいたします。

どんな年の瀬をお過ごしでしょうか?
私は、思いのほかあれこれお誘いを頂く12月となっており
たくさんの方と語らう時間を過ごせています。

そんな中、人材顧問をしている企業の今年の振り返りのコーチングセッションの前の雑談でお聴きした”とあるエピソード”をお伝えします。

相手は女性で2児のお母さんでもあります。
この週末は、上の小学生高学年のお兄ちゃんの「県学校別団体戦」のバトミントンの試合だったそうです。お兄ちゃんはダブルスの選手でシングルの選手2名と合計4人で1チームでの出場だったそうです。そこで、このチームが県でトップの成績を手にしたそうなのです。

半年前には、シャトルが来たらどうしよう?打ち返せなかったらどうしよう?ととてもおどおどしていたチームだったそうなのです。

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それが、年末には県でトップです。

すごくないですか?子どもたちはどんな鍛え方をされたのだろう?と、ここには絶対に何か秘密があると気になったのです。きっとそれはあれだろうと期待を込めながら、彼女にインタビューしました。

彼女とのやり取りをこちらにご紹介します。

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「もちろん子どもたちも、親たちも頑張りましたけど、やっぱりあのコーチがいたからだと思います。」

「コーチ?」

「はい、コーチが言った言葉が忘れられないのです。」

「コーチが言った言葉?」

「はい、半年前の子どもたちはもう、本当に弱くて、一回戦で負けてもへらへらしていた位だったのです。そんな頃でもコーチは『この子たちに頂点を味合わせてあげたい』と言っていたんです。」

「ほー、全然弱いころから・・頂点・・」

「はい、そして、ずーと練習中は、出来たところについてコメントをしてくれて、子どもたち練習が大好きになって。ここまでするかという位休みの日は練習に明け暮れて。そして、子どもたちは、3か月経ったくらいには、ちょっとづつ勝てるようになってきて、力を出し切ることを覚えて、そして自分を信じることを覚えて。そして、惜しい試合では心から悔しがるようにもなって。」

「へー」

「コーチが信じてくれていたから、ここまで来れたのです。そして、うちの息子なんて、優勝した日の帰りの車の中で『勝つことしか考えてなかった!僕がいないと優勝してなかったと思う。』とまで言っていました(笑)」

「(笑) 一生の宝物を手に入れましたね。」

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人材育成コンサルティングファーム・ビジョンが、お伝えしているリーダーに必要な3つの力『聴く力』『伝える力』『相手の可能性を信じる力』の3つ目について、理解を深めることができたと思います。

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リーダーの『相手の可能性を信じる力』の及んでいる場での努力や研鑽は、しっかり見えない所に蓄えられ、花を咲かす活力になっていくのだと思います。リーダーは、まだ見えなくても相手の可能性を見て、そしてそれが花開いた姿を伝えることが仕事だと改めて整理させてくれたエピソードでした。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
では皆さまよいお年をお迎えください♪

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コミュニケーション能力開発トレーナー
閏 ひさみ

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連載「20人の壁を超えて、組織がぐんぐん成長する組織づくりに必要な5つのステップ」

ステップ1、ビジョン共有
ステップ2、対話文化
ステップ3、リーダーシップ
ステップ4、仕組み化・財産化
ステップ5、組織の可能性の開花

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連載「BI:sionの生い立ち」

■episode.1 パートナー閏ひさみとの出逢い
■episode.2 共創ぐるぐる会議の誕生
■episode.3 講義形式から対話の場づくりへ
■episode.4 リーダー育成における「誘える男」という定義
■episode.5 BI:sionに込めた想い
■episode.6 BI:sion が目指すもの

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