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” 研修参加者あるある3つのタイプ” からひもとく学習成果の高め方

 

こんにちは。

キャリアコンサルタント
人間関係コンディショニングコーチ 矢野圭夏です。

 

先日、ある企業さまで管理職研修をおこなったときのこと。
コミュニケーションがテーマだったのですが、とても悩みました。
ベテラン管理職を前に、私が今更「コミュニケーションとは」なんて講義をしてもしょうがないと感じたからです。

 

7年の講師経験のなかで「人を動かすのは正しさではなく楽しさだ」という結論に至るまで試行錯誤しました。限られた時間を預かり、その中で学習成果を高めるにはどうすればいいのか?

講師のパフォーマンスももちろん成果に左右しますが、それ以上に参加者の姿勢がポイントです。(参加者の姿勢を引き出すためにも、講師の腕が試されますが。)

今日は、研修参加者の「あるある」をご紹介します。

 

【参加者に見られる3つのタイプ】

 

1.前のめり参加で吸収しよう派

1対多数でおこなう研修、実は講師側からもひとりひとりが良く見えているものです。
うなずきやアイコンタクトをたくさんしてくれる人もいれば、しかめっ面の人もいるし、睡眠学習の人もいます。
人は誰でも自分の話を聞いてくれる人が好きなので、講師も好意的に受講してくれ人に向けて力強く話すのは自然なことですよね。

どこに座るかもポイント。いくら全体が見えているといっても研修はライブですから、いわばA席、B席、というように前のほうが講師の熱量を感じられます。

 

 

2.ひとまずこの場をやり過ごそう派

問題意識もあるし決してネガティブな姿勢でもない。けれども、研修に100%で参加しているわけではない、という人です。

「こう答えればいいんでしょ」
「これくらいの参加具合でいれば問題ない」

きっと頭の中はこのような気持ちで斜に構えているのでしょう。隠しているつもりでも、講師は意外と見破っています。

こういう場面に出くわしたとき、時と場合と関係性にもよりますが、ぐぐっと踏み込むこともあります。なぜなら「知ってる、わかっている」は成長を止めるからです。忙しい時間を割いて参加する研修ですから、少しでも得るものがあってほしいと思うのが講師。

その辺が「暑苦しい」と思われてますますやり過ごされる失敗もありますが、、、。

 

 

3.そうはいっても現実は難しい派

きっとトライアル&エラーを繰り返し、頑張っているのでしょう。
本を読んだりセミナーを受けたり学習してはいても、現場で使えなかったり、うまくいかない経験が蓄積されている人に多く見られます。

過去の経験の積み重ねが今、今の積み重ねが未来、だとすると、過去の経験でうまくいかなかったことに気づき新たな選択肢を選ぶことは、新たな現実をつくることにつながりますよね。
そのために研修などの学習の機会があるわけです。

何度やってもうまくいかないから、きっと次もうまくいかない。
それは本当ですか?
角度を変えたり視点を変えたり、過去と違う今を始めることで、未来は変わると思いませんか?

これは精神論ではなく、とても現実的な手法の話です。

 

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以上3つのタイプをご紹介しましたが、これは研修に限らず日常会話や仕事でも同じことが言えますよね。

 

目の前にある情報をどのようにとらえて活かすか、ピンチをチャンスに変えていくか。
「情報編集力」とも言えますが、その決定権は、情報の受け取り手であるあなたが持っています。

 

 

冒頭にお伝えした管理職研修。
「人を動かすのは正しさではなく楽しさだ」の持論に基づき、カードゲームを題材に選んだのですが、4時間という長丁場で誰ひとりとして睡眠学習にならず、笑いとうなずきがあふれる会場になりました。

 

きっと最初は2や3だった人も最後には1で前のめり参加だったのではないかと自負しています。

実際にどのような研修をしたかについては、折を見てご紹介できればと思います。
ご興味ある方はお問い合わせページからメッセージをくださいね。

 

 

私たちビジョンは、

誰もが本領発揮するために、そして誰にとっても縁あって身を置く場所が“楽しく磨き合う職場”であるために、強くしなやかな組織づくりをサポートします。

 

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

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人材育成コンサルティングファーム ビジョン
関係コンディショニングコーチ
矢野 圭夏 HP:https://manablegate.com

人間関係のこじれ、もつれをエネルギーに変える
「関係コンディショニング」で本領発揮に火をつけます。

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