関係コンディショニングコーチの矢野圭夏です。
経営者、若きリーダーのためのビジョンブログは毎週火曜日更新。
コンサルタントの閏と矢野が隔週でお届けしています。
春の嵐、寒暖差に体調を狂わされる日々ですが
いかがお過ごしでしょうか?
この度の震災で被害に合われた方に深くお見舞い申し上げます。
私の友人知人も熊本に住んでおり、日々、身元や状況を案じておりますが、
自分の持ち場でやるべきことを粛々とやることが安寧につながると信じ
今日もブログでメッセージを綴ります。
緊急事態に真価が問われる「組織」「チーム」の強さ
今回の震災も同じく、緊急事態に真価が問われるのが「組織」や「チーム」の強さだと思います。
例えば災害ボランティアも、ただ数が多ければ良いというわけではないですよね?
「何をやればいいですか?」という人ばかりが殺到したところで、
コントロールできる人がいなければ現場は混乱します。
マネージャーとプレーヤーという図式はどんな組織も同じ。
司令塔と現場で動く人との連携により場はつくられます。
専門知識を持った人が得意分野で力を発揮できることが必要で
指示系統が整えられ的確に迅速に動けることが大切でしょう。
「二人」集まれば立派なチーム。
人の数だけ価値観があり正義があります。
ですから、経営者の目が届く10人未満の従業員の体制を整えることが、命運を分けると言えます。
あなたの組織に置き換えてみてください。
仕組みが整わない中で人数ばかり増えて、共通認識や情報伝達が困難になり、人件費がかさみ業務効率が低下していませんか?
そんなあなたへ、
従業員数ひとケタのうちに取り組んでおきたい組織運営3つのルール・基礎編を紹介します。
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ルール1.「何のための組織か?」その目的と価値基準(優先順位)を明確にする
入社の志望動機や採用理由は人それぞれでしょうが、チームとして目的を持ち目標に向かって業務遂行しているはずです。
時間が経つと想いが薄れたり、事業内容が変化成長し当初理由が変わってくることもあるでしょう。
「私たちは何を達成するために集まっているメンバーなのか」を確認し、その目的達成の為に大切にすること(価値基準や優先順位)を明文化して共通認識をもっておくことが、のちに従業員数や事業規模が拡大した際の助けとなります。
ルール2.メンバーの得意分野を知り、適材適所に配置し任せる
例えば野球にはいろんなポジションがあります。
全員が投手をしていてはチームとして成立しないし、ゲームになりません。
組織でも、電話応対が得意な人もいれば、文書作成が得意な人もいて、企画が得意な人もいます。
持続力のある長距離型、瞬発力のある短距離型、といった特性もあるでしょう。
メンバー1人1人と向き合い、得意分野で本領発揮してもらえるよう適材適所に配置するのが経営者の仕事です。
ルール3.会社のNGは「なぜいけないか?」の理由(意図)を添えて徹底する
あれはダメ、これは困る。
暗黙知もあれば、社会人としての基礎的マナーもあるでしょう。
従業員数が5~6人であれば大きな問題にならなくても
10名以上になってくると行き届かず、徹底されないことも生じてきます。
「それくらい言わなくても分かるだろう」「空気を読んでくれよ」は、伝える側の怠慢。
禁止事項については、「なぜいけないのか?」の理由まで含めて理解してもらえるように言葉を尽くす責任があります。
ただしルール1が共有されていれば、価値基準に合うか合わないか自分で判断できるので、本来ならルール3に時間を割かずに済みますが・・・
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以上、
従業員数ひとケタのうちに取り組んでおきたい組織運営3つのルール・基礎編をご紹介しました。
応用編は次回更新(5月10日)をお楽しみに。
人材育成コンサルティングファーム ビジョン
関係コンディショニングコーチ
矢野 圭夏 HP:https://manablegate.com
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