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ドキドキしながら仕事してる?-「魔法のコンパス・西野亮廣著」

こんにちは。
関係コンディショニングコーチ 矢野圭夏です。

毎週火曜日はビジョンブログの更新日。
矢野と閏が週替わりでお役立ちコラムをお届けしています。

さて今日は久々に書籍をご紹介します。

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主婦と生活社から販売されている「魔法のコンパス」。
著者は西野亮廣(にしのあきひろ)さん。
ビジネス書というくくりで販売されていますが、受け取り方はひとそれぞれかもしれません。

一見すると、私たちが日ごろ綴る「人」と直結しない本の紹介ですが、ここではマーケティング手法が語られていて、
マーケティングとはつまり、「人の心の動き」ではないかと思うので
人材育成コンサルティングファームBI:sionとしておススメしても良いのではないかと解釈しています。

(閏からも快諾をもらっています)

 

パラレルキャリアという考え方

西野さんは、1999年にキングコングというお笑い芸人としてデビューし、2000年以降は絵本作家としても活動されています。

今回、クラウドソーシング(分業制)で絵本をつくり、個展の無料開催のために多額の資金をクラウドファンディング(campfire)で調達したことでニュースになっている話題の人物です。

彼は25歳の時に「芸人」としてテレビに出ることをやめて、自分が生き残る道、手段として絵を描き始めたとのこと。

もちろん、周りの芸人からは「芸人のくせに」と散々言われたそうですが
自分の才能がどこに向いているかを見極め、勝てる市場を探し、そこへ打って出ることでオンリーワンのポジション獲得への道を選んだわけです。
「働く」ということもきっと同じで、一心にずっと同じことを積み上げていくこともあれば、状況に応じて変化が迫られることもあります。

自分の意思で決められることもあれば、自分でコントロールできないこともあります。
私は、転勤族の妻という運命を背負い、自分の人生はいつでもリセットされてしまうという不安がありました。

だからこそ、どこに行っても、どこに居ても、自分で仕事を創りだせる力があれば安心ですし
「居場所」と「仕事」があれば、どこでも暮らせると思い、勤め先の仕事に関係することも関係しないことも含め、自分のスキルを磨くことや人脈を拡げることに尽力してきました。

会社としては、課外活動に勤しむ従業員を見て「本業をしっかりしてくれよ」と言いたくなる気持ちもあるかもしれませんが、その人自身が心身を健やかに保ち本領発揮するためにも「会社」という居場所以外の何かが必要なのであれば、そこも含めて、従業員の個性や成長を受け入れる器が欲しいものですね。
余談ですが、こういった人材はもしもあなたの会社が危機的状況になったときでも「会社にしがみつく」のではなく自分で道を切り拓いてくれる頼もしい存在になるかもしれません。

 

 

社会課題を楽しく解決する力

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私は自分の体験を書いたメルマガ「介護現場の”ため息”が”エネルギー”に変わる7つのメッセージ」でもお伝えしていますが、「人は、正論では動かない」ものです。
(お読みになりたい方はこちらからご登録ください)
メルマガを書いたのが2014年ですから、この2年で確信に変わり、今ではこうです。
「人は、正しさではなく楽しさで動く」
ドキドキすること。

ワクワクすること。

感情が動くことで脳に刺激が行きわたり、自然と身体が動いたり、言葉が変わったりするもので、「魔法のコンパス」ではそんな事例もたくさん紹介されています。

 

冒頭にご紹介したクラウドファンディングについて。

 

「えんとつ町のプペル」という絵本を出版し、個展を無料で開催するために資金調達を行ったのですが、驚くことに初日で目標額を達成してしまいまいした。(その様子はこちら
さーて、どうするか。
最初はリターン(寄付のお返し)にサイン入り絵本が準備されていたのですが(これも売り上げ部数を伸ばす仕掛け)

次第に、

『西野の絵本ができるまで』
『1分間のビデオメッセージ』
『《帰ってきた!》キングコング西野のギター発表会』
他にも、焼き芋大会、カレー大会、などなど。

プロジェクト支援の返戻品というより、ファンサービスのようなものがたくさん出てきました。
(もちろん行きましたよ、カレー大会。)
中でも「おおー」と思ったのがこれです。

【あなたの町で『えんとつ町のプペル展』を開催できる権利(西野のトークショー付き)】
普通なら東京で個展を開催したあと、その運営チームで全国巡回するだとか各地のギャラリーと組んで開催するだとかは想像がつきますが、「個展開催」ができる権利を売るという荒業。
ファンディングというか、オークションやネットショッピングの感覚かもしれません。
私も手を上げそうになりましたが一大事業になるので敢え無く断念。
ちなみに鹿児島では、奄美で開催されるようです。

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▲表参道のアートギャラリーにてLEDで光る絵を鑑賞しました

 

 

いかがでしょうか。
課題を解決することや目標を達成することは当たり前で、
いかにおもしろく、人を巻き込みながらゴールを目指すか。

 

そこに価値があると、この本は教えてくれます。
チャレンジする人も、巻き込まれる人もハッピーに。
「人の動きを読んで、少し先回りして遊びを仕掛ける」

西野さんはそんな言葉で、自分の行動を説明していますが、これこそマーケティングであり、人材育成だと感じるのは私だけでしょうか?
ドキドキしてる?