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コラム

可能性を信じる力

~会社や組織は、トップの器の範囲で成長する~

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こんばんは、今週の担当であります人材育成コンサルティングファームビジョン 人材育成コンサルタント コミュニケーション能力開発トレーナーの閏ひさみです。

この夏、もう一人のコンサルタント、矢野とそれぞれの研修を様々な場面でそれぞれサポートしながら、たくさん意見交換をしました。その中に、ビジョンが提唱しているリーダーシップを育む3つの力 ①聴く力、②伝える力、③相手の可能性を信じる力の内、3つ目の相手の可能性を信じる力が、どうもキャッチし難いようだと意見が一致しました。

ですので、今週は、この力についてもう少しお伝えすることといたしました。

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リーダーシップに必要な相手の可能性を信じる力。

どう説明したら、スパッと腑に落ちるかなあと思いあぐねておりました。今のところ、これでした! 何度でも腑に落として育んでいただきたいので、また、考え付いたら別の言葉でもお伝えします。

なかなか信じがたい仮説かもしれませんが、これを信じてみてください。「相手のパフォーマンスは、あなたの信じる範囲で実現する!」です。言葉を変えると「あなたがイメージした通りに、’あなたが好む好まざるに関わらず)、相手はパフォーマンスを発揮している。」です。

この仮説に行きついたのは、組織のコミュニケーションに問題があると感じていてお悩みの方に、ヒアリングする機会があり、その方に「どういう姿が理想の姿と思いますか?」と訊ねた時でした。

理想の姿がトップやリーダーにイメージが存在していないのです。理想の姿の状態なんて、想定外のようで、ありえないようなのです。

自分がのびのびとカッコよく働く姿を、上司からイメージさえもしてもらえないスタッフになって感じてみてください。。。。 一緒にこの組織でいい仕事しようという気持ち生まれてくるでしょうか?

私は、コミュニケーションの顕現は、相手も自分も50:50だと思っています。これはどんなコミュニケーションも相手と自分あってこそしか存在しないという考えに基づくものです。

誤解を恐れずにお伝えすると、いい風に顕れても、困った風に顕れても、たとえそれが「DV」や「パワハラ」とされる顕れであっても、相手:自分=50:50だと思っています。

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相手のパフォーマンスは、私自身の想像力の範囲で創造されるということです。

ですから「どういう姿が理想の姿と思いますか?」と訊ねたとき、ご自身のイメージングの力をフルに発揮して、こうであると理想の組織・職場だという姿を臨場感たっぷりに感情たっぷりにあなたが語るところからが、スタートなのです。

相手の可能性を信じる力というのは、相手が潜在的に備えているまだ全然見えていない可能性を心底信じられる力です。それに1%の可能性があろうがなかろうが、相手のよりよい変化を信じられる力です。

そんなバカげたことをして何になるのですか?とか意味が分からないとか思う気持ちが芽生えた方もいらっしゃるかもしれません。それはそれで、当然の気持ちと思います。全く否定はいたしません。

ですが、人も組織も、あきらめた時点で、良きものは何も生まれ出ません。これは事実です。誰も自分のことを信じてくれない社会で、健やかに居れる人はいないと思います。人間は、たった一人心底信じてくれる人がいれば、それで十分に自分の可能性を開く力を持っています。”相手の味方になる”と表現する素晴らしいリーダーもいらっしゃいます。

誰かが信じているそれだけで、大きなエネルギーがうごめきだします。桜島の噴火のエネルギーの如くです。
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そのたった一人の誰かにあなたがなると決めた時、相手の可能性を信じる力がすでに育まれて始めてくるのです。

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コミュニケーション能力開発トレーナー
閏 ひさみ

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