4月に入り第2週目となりました。
4月1日は入社式の運営に行って参りました
コミュニケーション能力開発トレーナー・閏ひさみが
今週の担当です。
入社式では、みんなの期待が高まって
清々しい時間が流れましたよ。
にわかに信じられませんが、
先日テレビのワイドショーで話題になり
SNS上で様々な意見が飛び交った
過酷なことを課せられるタイプの
企業の新入社員研修について思いを述べます。
先週ネット上を賑わせていたのは
こんな記事 でした。
※ リンク先に飛んだ方は、必ずこちらに戻ってきてくださいね(笑)
まあ、ワイドショーでのネタであり
本当にこのままの思いで研修をやっている会社は
いないだろうと思っていますが
あえて、今回は取り上げてみます。
ーー
人材コンサルタントの二人でミーティングをするときに
私たちは、自分を消耗させながら”仕事”を自分に強いるような
人材育成をしたいわけではないとよく話します。
スタッフ研修には
会社(組織)の思うとおりの人間になり
会社の言いなりに仕事をする人であることが
求められているのでしょうか?
自分を殺したスタッフが行う
ソツの無い仕事を会社は、お客様は
本当に求めているのでしょうか?
ーー
昨年末に、教師を自主的に辞められた方と
まだ現役で頑張って続けていらっしゃる方との会話に
たまたま立ち会いました。
学校を辞めて良かったことを訊かれ
「叱りたくないときに、生徒を叱らずに済むようになったこと」だと
答えておられました。
「それいいよね」 と返事をする現役教師。
私は
「何故、叱りたくないときに生徒を叱るの?」
と素朴な疑問を投げかけました。
「学校ってそんなものなので
きちんと指導しないといけない決まったこともあるから
叱りたくない時でも、叱らないといけないのです。」
と、全く理解が深まらない答えを二人からもらいました。
何に寄り添っているのですか? あなた達は!という言葉を
飲み込んでしまったこと、少し後悔しています。
ーー
新入社員研修では、
学生気分から社会人にシフトしてもらうことは必須項目です。
社会人として、仕事をする一人の人間としての
しっかりしたマインドセットなくて、人は成長することはありません。
そして
仕事観を仲間たちとたくさん語り
その時の自分として自分の言葉で話せるようになることも
必須項目でしょう。
それらは押し付けられて
決して根付くものではありません。
自分で自分の中に育むものです。
どういう意図があり、あの番組が流されたのか
真相をしる由もありませんが
社会というところに対して、
若い世代に暗いイメージを植え付けることだけは
避けて欲しいことです。
だって、社会には
誠意と良心からのお仕事を
仲間とともに切磋琢磨して
実現している組織もたっくさん存在しているからです。
研修はマインドコントロールの場ではなく
自分という人間とその可能性を信じて
仕事という場でそれをどう育むかに、
存分にイメージを膨らませる時間だと思っています。
人材育成コンサルティングファーム ビジョン
コミュニケーション能力開発トレーナー
閏 ひさみ
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