おはようございます。
今日は、人材育成コンサルティングファーム・ビジョンのコミュニケーション能力開発トレーナーの閏ひさみが、「会社は経営者のようになる だから経営者は自分を磨くのだ」と題してお届けします。
世の中には、経営者の会なるものが多数存在しています。
私は起業して9年目ですが、それ以前にはそんな会の存在すら知りませんでした。
起業して1年目にそんな会の存在を知り、起業して4年目に239社の経営者や工場長のお話を聴かせてもらった時に、経営者の孤独さと、経営者の責任の在りかを知りました。
そのときに行きついた結論が、『会社は経営者のようになる』 でした。この結論は、怖いことでもあります。だって、『会社は経営者のようになる』 ですから。
来年の2月に開催の鹿児島県日置地域の経営者の会の勉強会に、講師としてお呼び頂きました。ヒアリングが大好きな私は、先週、主催窓口となる鹿児島相互信用金庫・伊集院支店のご担当者にお願いをして、経営者の会の幹事の方と支店長とを交え、打ち合わせをしてまいりました。
やっぱりここにも『会社は経営者のようになる』を気づいて危機感を持っている方々がいらっしゃると確信を持ちました。
この話は従業員の方に伝えても、全く認めません。その理由は今回は割愛します。
経営者の方に伝えたら、私が感じている比率ですが、1割の方が心底分かっていて、とても努力されていて、3割の方がやっぱりそういうことかと思っていて意識はされていて、4割の方が話としては知っているが自分との関連を見出しておらず、2割の方がそんなことは全く思わず生きているという状態のようです。
会社の何が経営者のようになるのか?
会社の何が経営者のようになるのか?というと
①仕事の倫理観
②自分の仕事が創る未来への期待感
③従業員のコミュニケーションの質・雰囲気・オーラ
です。
①仕事の倫理観
会社は経営者の倫理観の範囲で動きます。経営者が仕事を作るとき、自分の中の価値観や判断基準を使って形を作り、型を整えます。従業員はその型を使って日々仕事をすすめます。また、従業員からの提案で何かアイデア持ち出されたとしても、それを経営者が自分の価値観や判断基準を使って対応します。組織にはこのシステムが動いています。このくらいはいいじゃないかが多くの組織内の体質を作って、時折、行き過ぎたものが内部告発という形でニュースになったりします。
②自分が創る未来の仕事への期待感
経営者が自分の中で、自分の仕事を何だと意味づけているか、未来の何を作っているのかという考えによって、従業員へそれが、有言・無言のメッセージとなり染みわたっていきます。いい変えれば、経営者の夢見る力とその中身が従業員のやる気に直接影響を与えるのです。経営者自身が、それをあまり持っていない状態なのに、従業員の中に未来を語る力を持つ人材がいるときは、その方は近い将来独立されるの方か、もしくは御社の宝である可能性が高いです。
③従業員のコミュニケーションの質・雰囲気・オーラ
家政婦は見たではありませんが、清掃業者の方がその会社の質を本当によく知っているという話があります。清掃業者の方が入っていない会社ならば、出入りされる業者さん(ヤクルトさん、新聞屋さん、お水ボトル交換の方など)への関わり方がその会社の本質を現します。経営者がするように従業員は振る舞います。その時、どのような表情なのか どんな言葉を使うのか がそのまま従業員にコピーされて行くのです。ものすごく悪い時は、反面教師として反対のパターンがコピーされますが、素晴らしい時、可もなく不可もなくの時、なんとなく横柄な時、なんとなく冷たい時などは、コピーされます。
というわけで、『会社は経営者のようになっている』のです。
現状に危機感を感じ、変化をもたらしたいと願う社長は、たくさん学んで倫理観・世界観を構築したり、コーチをつけて、ビジョンや夢を言葉にする機会を持たれます。時には、そのためだけのまとまった時間を取られます。
前述した9割(3割+4割+2割)の方に、こういう影響力があるということを知っておいてほしくて今回はまとめてみました。
経営者が自分を高めることは、決して自分のためだけでなく、従業員やその家族、その地域に良き影響を与える最善の道だと思っています。
そのたゆまぬ努力のために呼んで下さった経営者の方々に感謝を込めながら、今日のブログを終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、今日もよきお仕事を♪
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人材育成コンサルティングファーム ビジョン
コミュニケーション能力開発トレーナー
閏 ひさみ
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連載「20人の壁を超えて、組織がぐんぐん成長する組織づくりに必要な5つのステップ」
ステップ1、ビジョン共有
ステップ2、対話文化
ステップ3、リーダーシップ
ステップ4、仕組み化・財産化
ステップ5、組織の可能性の開花
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連載「BI:sionの生い立ち」
■episode.1 パートナー閏ひさみとの出逢い
■episode.2 共創ぐるぐる会議の誕生
■episode.3 講義形式から対話の場づくりへ
■episode.4 リーダー育成における「誘える男」という定義
■episode.5 BI:sionに込めた想い
■episode.6 BI:sion が目指すもの
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