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もんじゃ焼きに学ぶ「組織で光る個のちから」のつくり方

こんにちは。

関係コンディショニングコーチ 矢野圭夏です。

 

1月から始めています「〇〇に学ぶシリーズ」ですが、

投資編、スポーツトレーナー編、たこ焼き編はお読みいただけましたか?

まだの方はこちらを先にどうぞ↓↓

第1回
投資に学ぶ、「人と組織のパフォーマンス」が高まる関係性の法則(1月10日)

 

第2回
スポーツトレーナーに学ぶ「自分の限界を超える“あと2回”」の法則(1月24日)

 

第3回
たこ焼きに学ぶ「強くしなやかな組織」のつくり方(2月7日)

 

 

 

今回は、、、もんじゃ焼きです。

 

え?たこ焼きの次はもんじゃ焼き?

 

人材育成と何の関係があるっていうんだ!とお怒りになる前に少しお時間をください。

 

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(具材全部入りのスペシャルなもんじゃ。見た目は”生焼けのお好み焼き”)

 

もんじゃ焼きに学ぶ「組織で光る個のちから」のつくり方

 

今この原稿は東京で書いているのですが、私が住む月島は、もんじゃ焼きのお店が軒を連ねる「もんじゃストリート」で有名な町です。

まだ2軒ほどしか訪ねていませんが、その店ごとに個性があることが分かります。

 

大阪で生まれ育った私はもんじゃ焼きではなくお好み焼きに慣れ親しんでいるので、もんじゃ焼きに初めて出合ったときの衝撃といったらひどくて、「え?この状態で食べるの?」と恐れおののいたものです。

 

関東人からすれば、お好み焼きに白ご飯とみそ汁がつくお好み焼き定食があること同じくらいのカルチャーショックでしょう。

 

 

個人的なエピソードはいいとして、もんじゃストリートの各店は、まずは数十軒の中から選ばれるために何をアピールするのかが問われます。

店構えで高級感を出す店もあれば、写真入りメニューや芸能人のサインなどのディスプレイで差別化する店、「もんじゃのあとはファブリーズ」というキャッチコピーとともにファブリーズを軒先に置いている店もあります。

もちろんお店の様子だけでなく、ネットで調べた口コミなども参考にしますよね。

 

あふれる情報と激しい競争を経て「ここだ!」と思い選んだお店に入るわけですが、まだ気が抜けないんです。

席に座ったとたんに選択を迫られる、、、。

メニュー選び。

もち、チーズ、明太子、豚、海鮮、コーン、ベビースターラーメン、キムチ、カレー、スペシャル、、、

 

ああ、どれを選べばいいんだ!!

 

もんじゃ焼き1つじゃおなかいっぱいにならないから、2種類くらい頼もうかな。

いや、ひとつはお好み焼きにしようかな?

焼きそばもいいけど、炭水化物ばかりだな。

魚介類か何かの鉄板焼きにでもしようかな。

 

迷いに迷い選んだのは、「スペシャル」

他のメニューの1.5倍のお値段だけど、きっと具材全部いりでおすすめなんだろう。

 

 

運ばれてきたスペシャルもんじゃは、角切りされた具材が存在感をアピール。生卵まで添えられている。いったいどんなもんじゃ焼きになるんだろう? なんか食べづらそうだけど、、、いや、その前に、つくりづらそうだ。

お店の方にお願いして調理していただき5分後、、、

 

それは、これまで見たもんじゃ焼きの様相とは異なり、もんじゃ焼きの母とお好み焼きの父から生まれてきたハーフのような顔をしていました。

 

コテですくってパクリと一口。

 

うーん。

もっとシンプルな具材のほうがよかったね、とメニュー選びを後悔しました。

 

 

ここから何を伝えたいかと言うと、もんじゃストリートにおける1つ1つのお店しかり、お店で出される1つ1つのメニューしかり、まるで組織における個性のようだ!と、思ったわけです。

 

 

 

組織は多様な個性の集まり

 

「組織」は個人の集まりです。

0.8の力しか発揮できない人材が10人集まった場合と、1.2の力を発揮する人材が10人集まるのとでは組織のパフォーマンスが変わることは想像がつくかと思います。

 

じゃあ、「スペシャル」もんじゃなら良いのか?

というと、、、そうではないですね。

個性がぶつかり合った結果「もっとシンプルなほうが良かった」となるわけです。

 

 

サッカーや野球などチームで取り組むスポーツも同じですよね。いくら才能のあるリーダーがひとりで頑張っても「オレ、オレ」ではメンバーは付いてきません。

個性が生かされる配置、組み合わせ、チームづくりが必要なのです。

 

 

「組織で光る個のちから」をははぐくむためには、ひとりひとりの個性の理解、つまり何が得意で、何が苦手で何を目指していて何に困っているのか?を語る文化が組織にあることが第一です。

 

 

 

以上、もんじゃ焼きに学ぶ「組織で光る個のちから」のつくり方

をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

 

私たちビジョンは、
誰もが本領発揮するために、そして誰にとっても縁あって身を置く場所が“楽しく磨き合う職場”であるために、強くしなやかな組織づくりをサポートします。

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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人材育成コンサルティングファーム ビジョン
関係コンディショニングコーチ
矢野 圭夏 HP:https://manablegate.com

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時にはうるさがられようとも経営者以上に、社員を、経営者を、信じる

皆さま、こんばんは。
本日は、人材育成コンサルティングファーム・ビジョンのコミュニケーション能力開発トレーナー閏ひさみがお届けいたします。

冬の中に春があるという感じから、春の中に冬があるという感じに移り変わる頃ですね。この季節の変わり目を個人的にマーブルシーズンと呼んでいます。

2月13日に伊集院経営者クラブ&鹿児島相互信用金庫若手経営者の会ブレーン21の定例の勉強会に呼ばれて、入社式を使った『マインドセット』のお話をしました。 ヘビーリーダーの方なら、あれあの話?と思われたかもしれませんが、そうです、以前このブログでも『何事も最初が肝心①②』でお伝えしたお話しです。現場でお使いいただきたくて、ご紹介させていただきました。

入社式、取り入れてくださるかなあ?? 活用頂けるといいなあ。。。

さて、今日のテーマは、企業の人材育成に関わらせてもらいながら、最近殊に考えていたことについて書くことにいたしました。

2-5※ これはマーブルケーキ♪

経営者の思い通りに社員研修をすればいいのが、人材育成コンサルタントの仕事だとは全く思っていません。自分が経営者に雇われているとも思っていません。

時には、経営者が社員にお伝えすると、その真意がなかなか伝わりにくいことで、社員のまっすぐな理解が必要だなと思うことは代わりにお伝えすることもあります。が、経営者の社員についての考えをそのまま鵜呑みになんてしません。

そんな存在を煙たいと思われる経営者の会社組織は、個人商店レベルどまりだと思っています。だから、人材育成コンサルティングファーム・ビジョンが関わらなくても、お好きにされたらよろしいのです。ビジョンは、本当の意味で組織だった会社を作っていきたいと思われている経営者の会社組織に、真っすぐ正面から関わらせてもらうのみです。

だから時には、経営者の方とぶつかることもあります。 特に経営者の方が、ご自身で掲げた会社の理念と外れたことを考え、してしまおうとする時、アラームを鳴らずが如く、気づいてもらうためにぶつかることもあります。

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また、経営者が社員の可能性を信じきれなくなったような時も、ああそうですか と言って済ませることはありません。

そして、これを出過ぎた真似だとは思っていません。なぜなら、会社の場は、経営者一人のものではないからです。もちろん社員だけの場でもありません。会社の場は、社会にとって雇用や働き甲斐が創出される大事な場だからです。

先日の経営者の勉強会の後、参加した懇親会でお話しさせていただいた2代目経営者の方が教えてくれた話があります。その社長は、全くの他業種からの転身で今の会社を引き継いだそうです。今、スムーズに引き継げて会社の体制が整ってこられたことについて、こうおっしゃっていました。

「自分には、先代から会社に関わっている税理士が、ついてくれているんですよ。時にはこの野郎!!とむかつくこともありますが(笑)、自分が自分の感情だけで、判断をしようとするとき必ず釘を刺してくれます。お蔭で、その時は分からないこともありますが、結果、助かっているのです。うるさい存在は役立ちますね。」

この経営者の言葉が、アラームの存在意義を強化してくれました。

ビジョンは、社員の、経営者の、持てる可能性を本人たちより信じているかもしれません。 いえ、信じています。

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
マーブルシーズン、健やかにおすごしくださいませ。

では、今日もグッジョブな一日を!

ーー

12107249_952037781521979_6970941695948721633_n人材育成コンサルティングファーム ビジョン
コミュニケーション能力開発トレーナー
閏 ひさみ

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連載「20人の壁を超えて、組織がぐんぐん成長する組織づくりに必要な5つのステップ」

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ステップ2、対話文化
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連載「BI:sionの生い立ち」

■episode.1 パートナー閏ひさみとの出逢い
■episode.2 共創ぐるぐる会議の誕生
■episode.3 講義形式から対話の場づくりへ
■episode.4 リーダー育成における「誘える男」という定義
■episode.5 BI:sionに込めた想い
■episode.6 BI:sion が目指すもの

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たこ焼きに学ぶ「強くしなやかな組織」のつくり方

 

こんにちは。
関係コンディショニングコーチ 矢野圭夏です。
1月から始めています「〇〇に学ぶシリーズ」ですが、
投資、スポーツトレーナーと続きまして第3回の先生は、、、たこ焼きです!

え?なに?たこ焼き?
はやる気持ちも分かりますよ。
私だって「たこ焼きと人材育成について」書くのは初めてです。

ここに至るまでには、1月のブログをお読みいただきたいので
まだの方はこちらを先にどうぞ↓↓

第1回
投資に学ぶ「人と組織のパフォーマンス」が高まる関係性の法則(1月10日)

第2回
スポーツトレーナーに学ぶ「自分の限界を超える“あと2回”」の法則(1月24日)

 
私は大阪生まれですので
もちろん「たこ焼き器」がある家庭で育ちました。

油が染み込んで黒々と光る鉄板の美しさ。
くるくるっと千枚通しの使い方も手馴れたものです。
私の人生に伴走してくれていると言っても過言ではないたこ焼きですが
具の好みもトッピングも人それぞれに嗜好があるでしょう。
でもきっと「外はカリッと、中はフワッと」に反論する人はいないはず!
そんなたこ焼きを見ながら思ったんです。

 

まるで組織のようだ!と、、、

 

 

組織の強さは信頼性

表裏一体という言葉があるように、
人間も物事も、表と裏、外側と内側、2つの側面がありますよね。

たこ焼きは、表面の「カリッ」とこうばしく凛々しいところが
大きな魅力でもあります。

ちなみに、関西人なら分かる「明石焼き」という卵ベースのたこ焼きは
外も中もフワッと柔らかいのが良いんですけどね。

それはさておき。
そのゆるぎない外見が、たこ焼きをたこ焼きたらしめ、
「こいつはいけるな」という信頼性を生み出しています。

要は、「美味しそう!」という好印象ですね。

 

組織の強さ、それは他者(お客様や世間一般、他の企業)から見た信頼性なのです。

「この会社ならしっかりやってくれる」
「期待に応えてくれそうだ」
「あの人に任せておけば安心」

単にホームページが綺麗につくられている、とか
立派なビルに事務所がある、とか
社長がオーダーメイドのスーツを着ている、とか

もちろんそれらも大切ですが、対外的な体裁ではなく
例えば電話応対ひとつ、書類のやりとりひとつ、
大小問わず仕事の精度は個々のスタッフがつくるものであり、
それは会社の信頼をつくることと同等なのです。

 

 

組織のしなやかさは成長性

たこ焼きのもうひとつの魅力・・・
それは、一口ほうばった時に「フワッ」「とろっ」とあふれだす柔らかな食感。
想像してください。
寒空の中、ほっと一息いれたくて屋台で買い求めたたこ焼きが
「外もカリッと、中もカリッと」では、気が休まりませんよね。

 

仕事も同じ。
力を入れるところは入れて、緩めるところは緩める。
これは「手を抜く」という意味ではありません。

多様性を受け入れる柔軟性や
間違いを認めたり正したりする誠実性。
変わりゆく社会にあわせて自分たちも変化していける
そんな「しなやかさ」が、組織を成長させます。
土に埋めた種は、あまりに土壌が固いと芽が出ません。

スタッフひとりひとりの可能性が芽吹き、育つための
土壌づくりが大切ですね。

 

 

私たちビジョンは、
誰もが本領発揮するために、そして誰にとっても縁あって身を置く場所が“楽しく磨き合う職場”であるために、強くしなやかな組織づくりをサポートします。

 

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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人材育成コンサルティングファーム ビジョン
関係コンディショニングコーチ
矢野 圭夏 HP:https://manablegate.com

人間関係のこじれ、もつれをエネルギーに変える
「関係コンディショニング」で本領発揮に火をつけます。

 

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もっと読みたい!
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ステップ1、ビジョン共有
ステップ2、対話文化
ステップ3、リーダーシップ
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