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過去からの学習を超えて未来に学ぶ。 ―「マンガでやさしくわかるU理論」

こんにちは。
キャリアコンサルタント人間関係コンディショニングコーチ 矢野圭夏です。

 

前回の導入レポートは反響があり、「うちでもやりたい!」とさっそく新規ご依頼を頂きました。
少しおさらいをしますと、研修のねらいは2つありました。
1.個人のコミュニケーション能力の向上
2.多様性あるチームとしての生産性や売上の向上

 

この目的に対し、「人狼」を使って3つのことを体感していただきました。
① 自分のコミュニケーションの癖やパターンに気づく。言語、非言語の2種類のコミュニケーションに対して意識を向ける。
② 物事に対する視点や価値観、アプローチ方法が人によって異なることに気づく。
③ 言葉や行動の裏には「意図」があることを理解し、合意形成や目標達成のために大切なことは何かに気づく。

まだの方はこちら
NPO法人桜島ミュージアム様スタッフ研修で人狼ゲームを活用。<研修レポート>

 

 

さて今日は私の人生を変えた”あるものとの出逢い”を共有します。

「マンガでやさしくわかるU理論」(中土井僚 著/日本能率マネジメントセンター)

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U理論という言葉をお聞きになったことはありますか?

知っているよという方も、初めて聞いたという方も、少しお付き合いください。

 

 

U理論とは何か?の前に。

スピリチュアルでも精神論でもありません。
ものの見方、考え方、捉え方、生き方、あり方の方法論のひとつです。

学習には「知っている」「分かっている」「できる」の三段階があると言われますが、U理論においても同じことが言えます。

U理論とは何か?を知っていて、分かっていて、できること。
この三段階こそがU理論そのもので、「Uの谷を下る体験」だと感じます。
「分かっている」から「できる」への移行がなかなかチャレンジングで、私自身も勇気がいりました。
体験談はブログの最後で。

 

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U理論とは何か?

マサチューセッツ工科大学上級講師、C・オットー・シャーマー博士によって生み出された

「過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア(1対1の関係)、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論」 です。

 

分かるような分からないような・・・

今回のタイトルでも伝えましたとおり
「過去の延長線上ではない変容やイノベーション」がポイントです。

失敗から学ぶ、PDCAサイクルを回して仕事の改善や向上に取り組む、という手法は一般的に知られていて実践されていますが、「未来に学ぶ」という概念は新しい視点でしょう。

もちろん失敗から学びPDCAサイクルを回すことで解決する問題もあります。

 

では、私たちが直面する人間関係の問題についてはどうでしょうか?

例えば

「あの時のひとことがいけなかったから、違う言葉で伝えてみよう」と思うAさんがいて、こじれた関係相手のBさんにあらためて言葉をかけるとします。
この時にAさんが心の底から「Bさんのあの時のひとことがいけなかった」と感じていればいいのですが、心のどこかに
「だってBさんの態度が否定的だったから、私だってそう言うしかなかった」
という思い(思い込み)があれば、言葉を変えたところで相手には伝わりません。
ともすればさらにBさんの反感を買ってしまう恐れもありますね。

 

これが過去からの学習です。

 

私たちは、良かれ悪しかれ、「こうあるべき」「こうに違いない」という過去の経験によって培われた枠組みの中に生きています。

 

「いかなる問題も、それをつくりだしたときと同じ意識によって解決することはできない。」

アインシュタインの言葉です。
一度はお聞きになったことがあるでしょう。

 

「未来に学ぶ」ことは恐れやプライドを超えること

U理論では「出現する未来から学ぶ」と言われます。

過去の成功体験や価値観にこだわることは、時に人を傷つけ、自分の可能性すら小さくしてしまいます。

先ほどの例ですが、Aさんが「あの時のひとことがいけなかったから、違う言葉で伝えてみよう」と思った時に、少し立ち止まり、自分の中を深く見つめることができたとしましょう。

「あの時のひとことはBさんにはどのように聞こえていたのだろう?」

AさんはBさんの立場に立って考えます。

”Bさんの大切な価値観を理解できていたのだろうか?”
”自分が大切にしている価値観を言葉にできていただろうか?”
”私が本当に伝えたかったことは何?”

 

ここまでくると、Aさんは気づきます。

「そりゃあ、あの言い方だとBさんは聞いてくれるはずないよね・・・」と。

 

Aさんは自分のこだわりや思い込みを超えて、「本当はBさんとどのような関係でありたいのか」という未来を描きながら、伝える言葉を選ぶことになります。

 

これが未来に学ぶということ。

 

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「ごめんなさい」が言えなくて

私とU理論の出逢いは2014年の春。
この本の著者である中土井僚さんから「関係コンディショニングコーチング」を学び、半年かけてトレーニングを行いました。

内省と相手への自己開示を何十と繰り返し、自分の中のちっぽけなプライドやこだわりに気づく度に落ち込んでいました。「ごめんなさい」を伝えるのがこんなにも難しいと感じたことはありませんでした。

 

ここだけの話ですが、当時NLPマスター講座を終了しコミュニケーションの専門家として仕事をしている中で、「当の本人がこじれた人間関係にまみれてたら説得力ないよなぁ」とコンプレックスがありました。

人間関係はやり直せる。
どこかでそう信じていたのかもしれません。

過去に、傷つけ傷つけられひと悶着あり断絶した関係・・・。
普通なら「縁がなかった」と割り切ってしまう人も多いでしょう。
ですがコーチとしてやっていく私にとっては、避けて通れない道でした。

 

案ずるより産むがやすし。

勇気を振り絞って相手に自己開示をして謝罪することで、相手から感謝される場合がほとんどだったのです。
想いが通じ合った時の安堵感と幸福感は、体験した人しか味わえないご褒美。

「こじれた関係の相手とやり直したい」
「しこりになっている想いを解消したい」

いまそんな想いがあるなら、「出現する未来から学ぶ」体験はあなた自身とあなたの大切な人の可能性をひらくチャンスです。

 

なんかピント来た!
私に必要な気がする!

という方はまずはこちらの本をどうぞ。

「マンガでやさしくわかるU理論」(中土井僚 著/日本能率マネジメントセンター)

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私たちビジョンは、

誰もが本領発揮するために、そして誰にとっても縁あって身を置く場所が“楽しく磨き合う職場”であるために、強くしなやかな組織づくりをサポートします。

 

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

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キャリアコンサルタント
人間関係コンディショニングコーチ
矢野 圭夏

人間関係のこじれ、もつれをエネルギーに変える
「関係コンディショニング」で本領発揮に火をつけます。

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