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コラム

自分の健やかさは自分で確保するという気持ち

皆様 どんな2018年の始まりをお迎えでしょうか?
2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回の担当は、
コミュニケーション能力開発トレーナー&健康経営アドバイザーの
上村(かみむら)ひさみです。

2018年の研修始めは
1月5日に介護のスキル取得を6カ月間かけてなさっていらっしゃる
実務者研修の皆さんとのコミュニケーション力アップを目指した
一日研修からスタートでした。
なかなか濃厚な一日でございました。

その中で、私は昨年健康経営アドバイザーになったこともあり
毎日のちょっとした時間で、メンタルヘルス対策ができる
『3分間ですんなりゆるむ~ストレスリリース体操~』
力を込めてご紹介いたしました。

3つの動きから成り立っているシンプルな体操で
心身のバランスが整うという優れものの体操です。
実は企画立案から監修をさせていただいたプロジェクトです。

皆さん、とても気に入ってくださいまして、
毎朝取り入れるとおっしゃったので、CDをプレゼントして帰ってきました。

なぜ、力を込めてご紹介したかというと、今の時代、メンタルの状態を健やかに保つ自衛策を持っている必要があると強く思っているからです。

過去に鬱状態に陥った経験のある方が、決まっておっしゃるセリフがあります。それは『自分が鬱になる(キャラだっただ)なんて、思ってもいなかった。』です。

人それぞれキッカケや要因は、それぞれ違いますが、私が出会った方々は、大概、パワーハラスメント・モラルハラスメントにより自分の能力の否定だけでなく、人格や存在の否定をある一定期間に集中して受けたことがキッカケになったとおっしゃいます。

ある期間までは笑って流せるのだけれど、こちら側から提示したことにダメ出しが続くと、何がなんだか分からなくなって、今まで普通にできていたことが出来なくなっている自分に気づくそうです。それは、出勤するとか、3桁の暗算をするとか、本を読むとか、文章を書く、覚えるとかです。

「適時の一針は九針の手間を省く」という諺がありますが、この事への対策は正にこの通りなのです。

その時に、立ち止まって、パワハラやモラハラを与えられる状況から距離を置けた方は、回復が早い傾向にあるそうです。

その時に、自分が悪いんだから、自分が引き起こしていることだから、と自責の念ばかりを持つと、今まで以上に頑張って、できなくなった事を挽回しようと余裕が持てなくなり回復にとても時間がかかる結果になるそうです。

もし、あれ、いつもと調子が違う?と思ったら、自分のために立ち止まって差し上げてください。周囲の人がいいとか悪いとかでなく、あなたは今の環境では、パフォーマンスが上げられないというだけのことですから。サラブレッドで、身体能力が高くても、右回りの競馬場だととても調子よく走れるのに、左回りとなるとからきしダメという馬がいますが、そういう意味での相性レベルだと思っていいと思います。そして、必ずまだ心に感情があるうちに、周囲に自分が陥っている状態を伝えてください。


※「そう 僕じゃなくて左回りが、だめなのヒヒーン」

念のためにお伝えしますが、仕事に手を抜くことをお勧めしている話では全くありません。パフォーマンスを上げながら仕事をするための、最低限の環境の話をお伝えしています。そして、どんなに仕事が立て込んでいても、背筋を伸ばして空模様を観賞する余裕は持って参りましょうね。

新しい2018年が、皆様にとって実り多き一年となることを祈念しております。今後とも、人材育成コンサルティングファーム・ビジョンをよろしくお願いいたします。

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コミュニケーション能力開発トレーナー
健康経営アドバイザー
閏改め 上村ひさみ

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